葛飾区議会議員選挙・区長選挙の異議申出3件を棄却、選挙管理委員会が決定

12月25日葛飾区選挙管理委員会は、11月9日に執行された葛飾区議会議員選挙と葛飾区長選挙に対する選挙の効力に関する異議申出3件について、すべて棄却する決定を行いました。

※写真はイメージです。

異議申出の概要

葛飾区議会議員選挙関連：2件

• 申出日：11月20日、11月25日
• 申出人：非公表（2件とも）
• 異議の内容：選挙無効を求め、投票用紙等の開示を要求

葛飾区長選挙関連：1件

• 申出日：11月21日
• 申出人：谷野せいしろう氏（区長選挙の候補者）
• 異議の内容：選挙無効を求める

主な異議の内容

共通する申立て理由

1. 開票立会人の選任手続きが不適正
   ・くじ引きの過程に疑義があると主張
   ・選挙管理委員長の発言に問題があったと指摘
2. 開票作業の透明性への疑問
   ・開票時間が長時間に及んだこと
   ・無効票の処理過程が不透明だったこと
3. 開票参観の制限
   ・参観人の位置から詳細確認が困難だったこと

区長選挙特有の申立て

• 他候補者の選挙束の混在可能性について

選挙管理委員会の判断

選挙管理委員会は、公職選挙法第205条第1項の規定に基づき、以下の理由で全ての異議申出を棄却しました。

法的要件の不充足

• 選挙の規定に違反していない
• 選挙結果に異動を及ぼすおそれがない

手続きの適正性確認

• 開票立会人の選任は法令に従い適正に実施
• くじ引きは公開で透明に行われた
• 問題とされた発言の事実は確認されなかった

開票作業の正当性

• 選挙立会人10人（区議選）・3人（区長選）が適切に監視
• 無効票の処理は法令に基づき適正に実施
• 開票時間の長期化は過去の選挙と比較して異常ではない

これで異議の申立のあった4件のうち3件が棄却されました。残り1件についてはまだ発表がありません。

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