葛飾区の特殊詐欺被害が前年比43％増、10か月で107件・約4億6千万円の深刻な損害拡大

葛飾区内で1月から10月末までに発生した特殊詐欺被害が107件、被害総額約4億6,410万円に上ることが分かりました。

前年同時期と比較して被害件数が32件増加し、被害額も約2億388万円増加するなど、被害の拡大が深刻化しています。

※写真はイメージです。

前年比で大幅な被害増加

令和7年1月～10月末の被害状況

• 被害件数：107件（前年同時期比＋32件）
• 被害総額：約4億6,410万円（前年同時期比＋約2億388万円）

前年同時期の被害は75件・約4億6,022万円だったため、件数では約43％増、被害額では約44％増と大幅な増加となっています。

1件当たりの被害額は高水準

被害総額を件数で割ると、1件当たりの平均被害額は約434万円となります。特殊詐欺の手口が巧妙化し、高額な被害につながるケースが多発していることがうかがえます。

高齢化率の高い葛飾区が標的に

葛飾区は高齢化率が比較的高く、特殊詐欺のターゲットになりやすい地域特性があります。

詐欺グループは高齢者を狙い、息子や孫を装った「オレオレ詐欺」や、還付金詐欺、架空料金請求詐欺など様々な手口で住民を騙しています。

地域全体での防犯意識向上を

約4億6千万円という巨額な被害は、区民の大切な財産が犯罪者の手に渡っていることを意味します。

一人ひとりが特殊詐欺の手口を理解し、家族や近隣と情報を共有することで、被害を未然に防ぐことが可能です。

「自分だけは大丈夫」と思い込む事が一番危険だと言いいます。どうかご注意下さい。

今この記事も読まれています

葛飾区議会議員選挙でさらに2件の異議申出、候補者による「当選無効」要求と「選挙無効」要求