葛飾区出身の映像作家、小倉裕基さんの「STAMPS」が第31回リーズ国際映画祭の短編観客賞にノミネート
葛飾区出身の映像作家、小倉裕基さんの「STAMPS」が第31回リーズ国際映画祭の短編観客賞にノミネートされる事がわかりました。
作品「STAMPS」について
STAMPSは、オランダのユトレヒトで切手屋を営むウィリアム氏の物語です。6歳で切手収集を始めて以来、半世紀以上も切手に情熱を燃やし続け、日々を心から楽しむウィリアム氏。そんな彼の姿は、意味を考え過ぎて行動を抑制してしまいがちな若い世代に大切なことを教えてくれます。
また、プロパガンダ・アートを好む彼は北朝鮮に何度も足を運び、最終的にスパイ容疑をかけられて拘留された過去を持ちます。彼が北朝鮮に対して抱く感情や、拘留という辛い経験をどのように受け入れたのかということもSTAMPSの中で描かれています。
STAMPSはこれまで4つの映画祭に入選し、アメリカではカンザス、ニューヨーク、アトランタの3都市で、オランダではアムステルダムで上映されました。
STAMPSはオンラインでも公開していて、下のURLからご覧になれます。
STAMPS(日本語字幕版) → https://vimeo.com/213134452
「リーズ国際映画祭」について
1987年に始まり、今回で31回目を迎えるイギリス最大の国際映画祭の一つ。開催地であるリーズはイングランドの北部に位置し、1888年にルイ・ル・プランスによって世界で初めて映画が撮影された場所としても知られています。
国内外から選出された約300作品が、15日間にわたり30会場で上映されます。米国アカデミー賞公認の映画祭でもあり、短編部門の最優秀作品は米国アカデミー賞短編部門にノミネートされます(短編観客賞ノミネート作品は対象外です)。
映像作家・小倉裕基について
東京都葛飾区出身。青山学院大学法学部卒業後、イベント・映像プロダクションに新卒入社するが1年で退職。その後ロサンゼルスで映画を学び、東京でフリーランスの映像作家として活動開始。2017年1月にオランダへ移り、現在はアムステルダムなどオランダの主要都市を中心に活動。
個人的なストーリーをより良く描くため、撮影から編集まで1人で行う。ミニマムな体制ながら、世界に通用する作品を目指して制作を続けている。