葛飾区は南北に走る貨物用路線「新金線」に路面電車を導入できないか検討を始めることがわかりました
葛飾区は南北の新たな公共交通手段として貨物列車専用路線の「新金線」に路面電車を導入できないか検討を始めることがわかりました。
南北の公共交通機関として貨物路線を活用
東京 葛飾区 路面電車の導入検討 貨物列車の線路活用(NHK首都圏WEB)- Yahooニュース
東京・葛飾区は区内の公共交通機関の利便性の改善を目指し、現在、貨物列車専用となっている線路を活用して、路面電車を導入できないか、検討を始める方針を決めました。
葛飾区は現在、JR常磐線や総武線といった東西を結ぶ公共交通機関はあるものの、南北を結ぶ鉄道はなくバス路線だけのため、区民から改善を求める声があがっていました。
この要望を受けて、葛飾区は区内を南北に走るJRの貨物列車専用路線である「新金線」に路面電車を導入可能かどうか検討を始める方針を決定したとのこと。
また鉄道貨物の減少などにより新金線の運行本数が1日数本と少なくなっていることから、線路の活用でコスト削減という狙いもあるそうです。
新金線とは?
新金線とは小岩駅(江戸川区)と金町駅を結ぶ8.9キロの貨物用線路のこと。京成線青砥駅と京成高砂駅の間を交差し、中川に沿って走っています。
LRTの導入を検討
路面電車には北米やヨーロッパなどで導入が進んでいる「LRT(ライトレール)」と呼ばれる新しい輸送機関が検討候補としてあがっています。
国内では富山駅北駅から岩瀬浜駅を結ぶ富山ライトレール(富山港線)が2006年より運行しています。
調査費用として2000万の予算
葛飾区は新年度予算に2000万を計上し、今後需要がどれぐらいあるかなど調査を行う予定とのこと。
踏切や費用の問題など乗り越えるべきハードルは高そうですが、実現に向けて前進してほしいですね。
葛飾つうしんでは何か新しい動きがあり次第またお知らせしたいと思います。