葛飾・南水元2丁目の「ガクエン住宅」が破産、住宅販売5000棟の実績誇った地域密着企業が負債54億円で経営破綻

東京都葛飾区南水元に本社を置く戸建住宅販売業者「株式会社ガクエン住宅」が、2024年9月10日に東京地方裁判所より破産手続き開始決定を受けました。

関連会社の「株式会社コスモ建設」と合わせて負債総額は約54億3300万円となり、今年のハウスビルダーとしては最大規模の倒産となりました。

アクセス ガクエン住宅

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事業の軌跡と成長期

ガクエン住宅は1984年の設立以来、「3倍働き、3倍奉仕する」をモットーに積極的な経営を展開してきました。葛飾区や足立区を主要営業エリアとして、戸建住宅の販売を中心に以下の事業を手がけていました。

主要事業内容

• 戸建分譲住宅の販売
• 建築条件付き宅地販売
• 中古マンションの販売
• 注文住宅の請負工事

成長の軌跡

• 2002年4月：現在の本社ビルを竣工
• 2002年5月期：年売上高約92億1900万円を記録（ピーク時）
• 2007年5月期：売上高95億7669万円を達成
• 2020年：新築分譲住宅の供給数5000棟を達成

同社は地元地域でラッピングバスを利用した積極的な広告戦略で知名度を高め、「グレースヒル」や「ガクエンヒルズ」などのブランド名で地域密着型の営業展開を図っていました。

その後、リーマン・ショック、コロナ禍、創業者の死去により事業継続が困難になったようです。

ビルには告示書が掲示されていました。

ガクエン住宅 店舗情報

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• 住所：東京都葛飾区南水元2-20-1
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